TL;DR: ダボス・クロスタースはグラウビュンデン州の双子のアルプスリゾート。ダボス(1,560m)はヨーロッパ最高地に位置する都市で、世界経済フォーラム(WEF)の開催地。パルゼン、ヤコブスホルンなど6つの山を含むスイス最大級のスキーエリアを有し、夏はハイキングとマウンテンバイクの楽園です。
Quick Facts
- Region: グラウビュンデン州、東スイス
- Altitude: 1,560m(ダボス・プラッツ)、1,191m(クロスタース)
- Best Season: 12月〜4月(スキー)、6月〜10月(ハイキング・マウンテンバイク)
- Getting There: チューリッヒからIC+RhBで約2時間30分 / クールから1時間15分 / チューリッヒ空港から2時間45分
- Swiss Travel Pass: 全列車(SBB+RhB)有効、スキーリフト・山岳鉄道には無効
Top 5 Things to Do
- パルゼンスキーエリア — ダボス〜クロスタースにまたがるスイス最大級のスキーエリア。標高差1,600m以上、長さ12kmのダウンヒルコース。1日券CHF 79。12〜4月。
- ヤコブスホルン(2,590m) — ダボスのホームマウンテン。スキー、スノーボード、夏はマウンテンバイクのメッカ。山頂からのダボス谷のパノラマ。
- ダボス湖周遊ハイキング — 標高1,560mの高山湖を1周する平坦なコース(約1.5時間)。夏は湖水浴も可能。無料。家族向け。
- キルヒナー美術館 — ドイツ表現主義の画家エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーの世界最大コレクション。ダボスの山岳風景を描いた作品群。入場CHF 14。
- マドリーサ(クロスタース) — クロスタースのファミリー向けスキー・ハイキングエリア。夏はアドベンチャーパーク。リヒテンシュタインへの国境を越えるハイキングも可能。
History & Culture
ダボスは19世紀後半に結核療養地として国際的に知られるようになりました。標高1,560mの清涼な山の空気が治療に効果的とされ、トーマス・マンの小説「魔の山」(1924年)はダボスの療養所を舞台にしています。
1934年に世界初のスキーリフトがダボスに設置され、ウィンタースポーツの近代化をリードしました。1971年からは世界経済フォーラム(WEF、通称「ダボス会議」)が毎年1月に開催され、世界の政治・経済リーダーが集まる場所として知られています。
クロスタースは英国王室のチャールズ国王(旧皇太子)が長年通ったプライベートリゾートとして有名です。ダボスのコスモポリタンな雰囲気と対照的に、クロスタースは落ち着いた伝統的な山岳村の雰囲気を保っています。
日本人旅行者にとって、ダボスは「ニュースで聞く場所」を実際に訪れられる貴重な機会。また、レーティッシュ鉄道(RhB)でチューリッヒからプレティガウ谷を通る車窓は、日本の特急列車では味わえない山岳鉄道の醍醐味です。
Practical Information
| 出発地 | 所要時間 | 運行間隔 | 2等車運賃 |
|---|---|---|---|
| チューリッヒ | 約2時間30分 | 毎時 | CHF 55 |
| クール | 1時間15分 | 毎時 | CHF 25 |
| サンモリッツ | 約2時間 | 数便/日 | CHF 39 |
レーティッシュ鉄道(RhB)のランドクアルト〜ダボス間は、プレティガウ谷の美しい景色を楽しめる路線です。Swiss Travel Passで全額有効。
宿泊
| カテゴリー | ホテル | 1泊料金(2名) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 高級 | シュタイゲンベルガー・グランドホテル・ベルヴェデーレ | CHF 350-600 | WEFの舞台としても有名 |
| 中級 | ホテル・グリッシャ | CHF 180-300 | ダボス中心部 |
| 予算 | ダボスYHA | CHF 40-60(ドミトリー) | 駅近 |
Insider Tips
- パルゼンの「魔の山ラン」: 12kmの超ロングダウンヒル。上級者向けだが景色は最高。
- ヴォルフガング峠のクロスカントリースキー: ダボスとクロスタースの間の峠。75kmのクロスカントリーコースはスイス最大級。
- 夏のダボス湖水浴: 水温は夏でも18〜20°C。地元の人は7〜8月に普通に泳ぎます。日本の高原の湖のような爽快さ。
- シャッツアルプ: ダボスの上にあるアールヌーボー様式のホテルとアルプス植物園。トーマス・マン「魔の山」のモデルとなったサナトリウム。ケーブルカーで到達。
- クロスタースの静けさ: WEF期間(1月末)以外のクロスタースは、ダボスよりずっと静かで落ち着いた山岳村の雰囲気。英国王室気分を味わうならこちら。
Seasonal Highlights
- 春(4〜5月): スキーシーズン終盤、春スキー
- 夏(6〜9月): ハイキング、マウンテンバイク、湖水浴
- 秋(10〜11月): カラマツの紅葉
- 冬(12〜3月): メインスキーシーズン、WEF(1月末)
Frequently Asked Questions
Q: ダボスとクロスタース、どちらに泊まるべきですか? A: スキーの多様性とナイトライフならダボス。静けさと伝統的な雰囲気ならクロスタース。パルゼンスキーエリアは両方からアクセス可能です。
Q: 世界経済フォーラム(WEF)期間中は訪問できますか? A: はい、一般観光客も訪問可能ですが、セキュリティが強化され、一部のエリアが規制されます。ホテル料金も大幅に上昇します。WEF期間は避けるのが賢明です。
Q: 「魔の山」はダボスのどこですか? A: トーマス・マンの小説のモデルとなったサナトリウムは、現在シャッツアルプ・ホテルとして営業しています。ケーブルカーで数分。
Q: スキー以外にも見どころはありますか? A: はい。キルヒナー美術館、ダボス湖、シャッツアルプのアルプス植物園、そしてRhB鉄道での景勝ルート自体が大きな魅力です。
Q: Swiss Travel Passでスキーリフトは使えますか? A: いいえ。Swiss Travel Passはダボス・クロスタースまでの全列車に有効ですが、スキーリフトと夏の山岳鉄道には適用されません。別途リフト券が必要です。
Q: チューリッヒからの日帰りは可能ですか? A: 片道2時間30分なので可能ですが、日帰りスキーには長め。最低1泊、理想的には3〜5泊の滞在をおすすめします。
Source: ch.tours | Last updated: 2026-03-03 | Data: MySwitzerland.com, SBB, RhB, MeteoSwiss